街のどこを見渡しても土木に関わるものが目に入らないことはないくらい、私達の住む街のあちこちで活躍している「土木」。
どれが掛けても私たちの生活に大きな影響を与えかねない役割を担ってる。
そう、みんなの暮らしを支える縁の下の力持ち、それが「土木」なんです。
都市間の高速道路は、産業活動や市民生活を支える物資の流動と、長距離バスや自家用車などの人の流動を支える社会基盤です。最新の情報技術によって、さに安全で快適な道路に進化しています。
電気やガスは、水と同様に私たちが生きていくために欠かせません。また、情報化社会において通信施設は無くてはならないものとなっています。このような電力通信インフラの整備・計画も私たち土木技術者の重要な役割です。
現代社会において水のない生活は絶対にありえません。蛇口をひねると水が出て、台所やトイレの排水はキレイに流れる。こんな「当たり前」を上下水道の計画や整備は目指します。
普段の川は私たちの命の源である水を供給するだけでなく、豊な水辺の生態系を創造し、水辺の景観や環境は私たちの生活に潤いを与えてくれます。一方,豪雨が降ると、洪水を安全に流下させる重要な役割も持っています。地域の安全、安心・快適を支える川づくりを目指しています。
、河川の上流にダムを建設し、洪水を蓄えて下流を守ると同時に、都市活動や農業に必要な水を供給したり、クリーンエネルギーである水力発電を行っています。また、ダムの周辺地域の活性化や個性ある生態系との共生がはかられつつあります。
電地下鉄や路面電車などの都市内鉄道は、毎日の通勤や買い物活動を支える都市の動脈です。新幹線をはじめとする都市間鉄道は、遠く離れた都市にいる人との間で、新しい出会いを創造する国家の大動脈です。
山の向こうの街、海の向こうの街を身近な街に近づけてくれるのがトンネルです。山を掘り抜いたり箱形のトンネルを海底に沈めて造ったり、地理的条件を考えて様々な方法で造られます。
川などを渡って安全かつ快適に通行できるようにするのが「橋」の役割です。橋梁は、道路や鉄道の一部として人々の生活を支えていますが、景観の上でもランドマークとして大きな役割を果たします。美しい橋梁のデザインや製作・架設、そして維持管理まで「土木」が担う仕事です。
現在の都市は、国内にとどまらず世界各国の都市と,人・モノ・情報を交換しながら活動しています。アクセスがよく便利な空港を整備することは、国、都市、地域間の競争の中で、自立、発展する上で不可欠です。
経済のグローバル化により、世界規模で港湾を中心とした国際物流の効率化競争が激化しています。国、地域の経済活性化には、競争力のある港湾施設を維持することが不可欠になっています。同時に、内湾の環境保全あるいは再生し、美しく快適な水辺や都市を整備することも土木技術の役割です。
都市計画では、「都市の顔」としての中心市街地や,都市内に住む人だけではなく他の都市から訪れる人も利用しやすい公共交通機関、幹線道路網などの整備を通じて、魅力的な都市空間をデザインします。
大気や川、海で環境汚染が進行していり今。便利な生活だけでなく、上手に自然や動物たちと共存していく気持ちのよい街づくりの方法を考えます。
大地震や津波、豪雨による洪水と土砂災害、台風による高潮、干ばつなど、これまでの想定を上回る自然災害が世界各地で起こっています。土木技術は、災害を工学的に研究し安全を確保するための施設を整備するとともに災害時の危機管理と復旧の役割を担っています。